⇒69枚のレコードのみなさん⇒

ユー・メイ・ドリーム / SHEENA & THE ROKKETS
1979年発売、シーナ&ザ・ロケッツのシングル。正直に言うよ。発売当時の事は全然知らない。知らないんだ。そして、この曲がコマーシャル・ソングに起用されて、それがきっかけで大ヒットした!って事も知らないんだ。でもね、この曲で、確実に有名になった、シナロケは。最新型にも旧型にも敏感なアンテナ張り巡らせてるマコちゃんが選んだのがイエロー・マジック・オーケストラ。通称 Y・M・O。当時大全盛期の。タッグを組んだらしい。彼等と。そして、この曲。60年代ポップスの雰囲気プンプン。正直に言うよ。発売から数年遅れでこの曲を聴いたんだけど ” ピンっ!” って来んかった。若い頃はスピード・ナンバーが好みだったからね。最近、友人の結婚式の3次会で、この曲を演奏した。アコギで。曲の良さを実感したんだ。体験して解かる事ってあるよね。最高!

ALL MOD CONS / THE JAM
1978年発売、ザ・ジャムのアルバム。例えば、君が学生時代に野球部所属で、ピッチャー担当で、キャッチャーが持ってるキャッチャー・ミット目掛けて、ストライクを連投してたかどうかなんて、俺にはどうでもいい事だ。でも、聞いてやる。話してみな。なになに?的を絞ってたんだって?どこに?ミットの真ん中?そうなんだぁ?でもね、ストライク・ゾーン知ってるら?知ってるよね、ピッチャー担当だったもんね。中心だけ狙わなくてもいいんじゃぁないの?とりあえず、審判さんが「スットラァ〜イックっ!」って叫ぶゾーンに投げ込みゃぁいいんだよ。君は音楽、聴く?ロック好き?へぇ〜好きなんだぁ。んじゃぁ、ザ・ジャムって知ってる?知らない?バカヤロっ!だったら、これ聴いてみてよ。的、絞られてるから。MODっつーでっかいゾーンに投げ込められてるから。問答無用!最高!


SHA-LA-LA-LA-LEE / SMALL FACES
1981年発売、スモール・フェイセズの編集盤。無差別に人間を攻撃するものってのが、あってね、この世の中には。頭のてっぺんから見ても真ん中。目ん玉ん中っから見ても真ん中。耳の鼓膜の振動の真ん中。ジャングルみたいな鼻毛をかき分け侵入した洞くつの真ん中。ガムをくちゃくちゃ噛んでるお口の中の真ん中。ちょうど、のどちんこの裏側っあたり。そんなところに心があるんだと思う。そんなぼくの心が無差別に攻撃されたんだ、『ALL OR NOTHING』って曲を、この盤を購入して初めて聴いた時に。問答無用!最高!

GONNA HAVE A GOOD TIME / THE EASYBEATS
1999年発売、ジ・イージービーツの編集盤。オーストラリアのバンドなんだけど、これは英国米国でのシングル盤を編集したやつ。オーストラリアって不思議な土地だなぁ。60年代から80年代まで、そおっ!パソコンなんつーもんが普及する、瞬時に情報が世界に拡がる時代のずぅ〜っと前っから英国・米国なんつーのと各時代ほぼ同時でカッコいいバンド誕生してるみたいね。有名バンドの影響下にあっても、素ん晴らしいセンスでオリジナル曲を発表してたりね。イージービーツもそんなバンドの中の一つかな。ぼくん大好きなAC/DCってバンドは兄弟でギター担当なのね。マルコム・ヤングとアンガス・ヤング。イージービーツでギター担当してるジョージ・ヤングって二人のお兄さんなんだってさ。信じられないよ、そんな事。そんな脅威的才能な兄弟が存在していいのかい?この世に。そう思うら?最高!

(SAME) / THE REMAINS
1967年発売、ザ・リメインズのアルバム。ロック好きな人達だったら誰でも体験した事があると思うんだ。自分の好きなバンドがカバーしてる楽曲の原曲を聴いた時や、その原曲演奏アーチストの名前を知った時の事ね。このリメインズ、俺は全然、知らなくってね。ガイド・ブックで探索するのにも飽き飽きしててね。レコード屋で、いわゆる”60'S・ガレージ”とかなんとかっつーコーナー見てたら、店員さんが親切に『必聴っ!』とか『最重要バンドっ!』とかって書いてくれててね、たしかそんな文字が書いてあったと思う。「リメインズ、カッコいいバンド名だな」って思って買ったの。A面4曲目”WHY DO I CRY”って曲、聴いて「わぁ〜!」ってなったんだ。THE CLIQUEっつー大好きなモッド・リバイバル・バンドがカバーしてた原曲だったんだ。嬉しかった。最高!

「ひるね」 / たま
1991年発売、たまのアルバム。「俺は他人と同んなじじゃぁいやだっ!」なんつってね、「俺は俺だ!」なんつってね、英語で言やぁ「アイ・アム・ミー!」っつーのか?「俺は俺だ」は何かカッコいい響きだな。「アイ・アム・ミー」は何かカッコ悪いな。そんなアイアムミー君も服を買う時は、他人と違うカッコをしようとしたって、誰かがデザイン及び作成した販売品、既製品を買うんだ。そんで自分の想像を超えた人物に出会うと「あいつは変わってる」っつーんだ。そいつをキワモノ扱いするんだ。そんなカッコをつけたアイアムミー君みたいな人にこそ、キワモノ扱いされ続けてるバンド『たま』を聴いてもらいたい。問答無用!最高!

BABY, COME BACK / THE EQUALS
1968年発売、ジ・イコールズのアルバム。”ソフト・ロック代表バンド”なんつータイトルで検索すりゃぁ必ず出てくるよ、このバンド。ハードの反語がソフトなのかな?英語じゃぁ。そうだったとして、ハード・ロックっつージャンルが歴然と存在してるんで、ロックの世界には。その反対に位置するって事かな?んじゃぁ多くのハード・ロッカーが長髪だったんで、ソフト・ロッカーは短髪か?文字だけで追ってくと、判断してくと、そう言う阿呆な発想になるんだ。60年代後期に黒人3人白人2人の混成で、バンド名が”イコールズ”だぜ。なんて硬派なんだろう。「ポリス・オン・マイ・バック」おまわりが追っかけてくるぜっ!って叫んでるじゃん。何にもしてないのに疑われちゃうヤバイ奴等なのさ。最高!

A QUICK ONE / THE WHO
1966年発売、ザ・フーのアルバム。玉遊びをしようっ!つってもコツが必要でね。ボールを蹴ってるサッカー・シューズのちょうどあそこら辺とか。ボールを打ってるバットのちょうどあそこら辺とか。ほんっとにちっちゃなボールを、ほんっとにちっちゃな穴に入れるために振ってるドライバーのちょうどあそこら辺とか。網タイツみたいなバスケットに入れるために背後に存在するボードにバウンドさせるちょうどあそこら辺とか。相手を錯覚させよう!って何本もの腕を振りかざす時間差攻撃するみたいな。時間差攻撃でぼくんとこにやって来たザ・フー。『SO SAD ABOUT US』みたいな感じの曲を作るコツは、どこに転がってるんだろう。問答無用!最高!

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SHAKE SOME ACTION / THE FLAMIN' GROOVIES
1976年発売、ザ・フレイミン・グルービーズのアルバム。米国で盛んな野球じゃぁ、9イニングまで先攻後攻変わらんぜ。ホーム・チームが後攻めって決まってる。英国で盛んな蹴球じゃぁ、前半後半で陣地が変わるぜ。風向きも影響大だしな。太陽の向きも影響大だしな。そんじゃぁってんで表向き公平な英国に移住するんだ。英国にはイカしたビート・バンド多いしな。「崩れ落ちる前に崩せ」ってアクションを起こすんだ。あれれ、英国名車ジャガーん前でポーズ取っちゃった。細身のスーツ着ちゃった。「どうだい?俺達の、このレコード?」問答無用ですっ!最高ですっ!万歳っ!

(SAME) / TOMORROW
1968年発売、トゥモロウのアルバム。”サイケデリック・ロック名盤”なんつータイトルで検索すりゃぁ必ず出てくるよ、この盤。俺はねぇ、サイケって苦手なんだよ。だから、どういうきっかけでの購入だったのか、思い出せないんだ。思い出せないんだけど、この盤は、なんとなく気に入ってるんだ。どんだけ気に入ってるかを説明しよう。『MY WHITE BICYCLE』って曲が一曲目なんだ。邦訳するよ、勝手に。『ぼくの白チャリ』これだら?やっぱり。あるきっかけで「自転車を購入しよう!」って決意して自転車販売店訪問。黒い自転車も黄色い自転車も青い自転車も赤い自転車も購入せず。白いチャリを購入したんだ。この曲の仕業さ。俺の白チャリは”ランブルSX69”って名付けられてんだ。

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