SHOWPEOPLE / MARI WILSON
1983年発売、マリ・ウィルソンのアルバム。このレコードね、1曲目始まるでしょ、そんでねマリさんが言うのよ「レッツ・ゴー!」って。ささやくように言うんだ。ビッグ・バンドの伴奏が見事に誘(いざな)うのね、おぼろ月夜の光が降り注ぐ赤レンガで出来たアパートのベランダに。見下ろす車道には、たまにだけクルマが通行するんだ。イメージ湧いた?最高!

THE KICK INSIDE/ KATE BUSH
1978年発売、ケイト・ブッシュのアルバム。邦題 『天使と小悪魔』 だってさ。誰が考えたって、そのタイトル以外思いつかないら。もしジャケットの写真で彼女の髪型がショートでニッコリ笑って背景が太陽の光が降り注ぐビーチだったら 『小麦色のマーメイド』 だったはず、邦題タイトルは。ジャケが全てを物語ってる。最高!

ALBUM / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
1983年発売、ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツのアルバム。1983年っ頃かな?キース・リチャーズと言う人が雑誌でこんな事、言ってた。「最近、お気に入りのバンド?AC/DCとジョーン・ジェットだな」。1986年っ頃かな?鮎川 誠と言う人が雑誌でこんな事、言ってた。「アルバム出す度に、彼女はどんどん綺麗になってる」。そう言う事なんだよ。今から彼女のHP見てみ?今日も世界のどっかでGIGしてるぜ!1992年名古屋、そして2003年大阪それぞれの彼女のGIG、俺は最前列で大騒ぎしてた。問答無用!最高!

WELCOME TO THE FLOWER FIELDS AND THE MUSHROOM KINGDOM / THE COLLECTORS
1987年発売、ザ・コレクターズのアルバム。カラフルなバンドだと思う。ハイカラなバンドだと思う。MODを意識していながらも距離を置いてる感じも受けるし。ザ・フーの表現の出し方に近いかもね。’99年以降のアルバムからの再び的を絞り込んだ作品集の数々に、やっぱり一番親近感を勝手に感じてる。最高!

氷の世界 / 井上陽水
1973年発表、井上陽水のアルバム。なぜ、この人に興味を持ったんだろう?泉谷は好きだったけど陽水、拓郎って人達には興味が向かなかったんだ。90年代初頭からブランキー・ジェット・シティっつーバンドが日本のロック・シーンで大暴れしだして、ボーカル・ギターのベンジーが「陽水が好きだ」って語ってたのを読んだのがきっかけだったかも。陽水の『傘がない』って曲を聴いて「なるほど」って思ったね。「B・J・Cの『冬のセーター』って曲は『傘がない』のアンサーソングなのかも」ってね。そんで、この『氷の世界』。4枚目のアルバムなんだけど聴いてビックリ。3曲目の『帰れない二人』って曲に。「なんていい曲なんだろう」って思ってクレジット見たら陽水と清志郎の共作だった。すごくすごくうれしかった。

THE DUKE-PEACOCK STORY / GATEMOUTH BROWN
1986年発売、ゲイトマウス・ブラウンのアルバム。1949年〜51年ぐらいまでのピーコックっつーレーベルにいた時代の編集盤みたい。アルバム買うでしょ、ジャケット写真眺めるでしょ。僕はビックリした。彼、ゲイトマウスの手の大きさに。この盤の写真から想像計測した、彼の指の長さ。中指はねぇ推定12センチメートル!すごいらっ!さぁ、みんな物差し持った?測ってみようあなたの中指。こんなビッグな指っ先から、つま弾かれるフレーズは荒々しいの、そんで優しくて乾いてるの。この乾いてるってのがいいんだ。泣きのギターもイイと思うけど、乾いた感じってのもカッコいいと思う、僕は。スウィングしてる。バット振り回してる。最高!

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THE ART OF FARLOWE / CHRIS FARLOWE
1968年発売、クリス・ファーロウのアルバム。ホントに唄が上手い人。このアルバム、ストーンズのカバーが4曲も入ってるぜっ!って思ったら、プロデュースがミックだった。アレンジもけっこう変えてる。60年代の面白さってさ、みんな、すぐカバーするのよね。ほんの2〜3年前のヒット曲でもカバー・バージョンで録音しちゃってる。同級生みたいな年齢の相手の曲でもカバーしちゃってる。いい時代だなぁって思うよ。尊敬しあってんだなぁってね。最高!

GO WHERE YOU WANT TO GO / DOGS
1978年発表、ドッグスのミニ・アルバム。フランスのドッグスね。いやぁ、ホントにカッコいいね。ロックンロール・パンクだね。ジャキジャキのギターだよ。刻んでる刻んでる。キャベツの千切りより刻んでるよ。包丁の刃が欠けちゃうよ。欠けたら研ぐんだよ。お肉切る時さぁ、グイってやるじゃん、あの感じでカッティングかます時あるんだ。ミュートしてるけどアタック強いのね。イントロから持ってっちゃう曲もあるよ。ギター1本で。問答無用!最高!

VANBRUGH PARK / THE CLIQUE
2003年発表、ザ・クリークの80年代後期のレコーディング集。クリークってね、BBBBっていうニックネームあるの。ベベ様が二人じゃないよ。もみじ饅頭ふたつじゃないよ。BIG BOSS BRITISH BEATだって。でもね、嘘偽り無いニックネームだよ。’95年発表のフル・アルバムも必聴なんだけど、この初期音源を最初に聴いた時はブッ飛んだ。あんたら幾つでこのビート出してるの?って。ルースターズの1st、最初聴いた時、みんなブッ飛んだら?あの感じよ。クリーク聴いて何も感じないんだったら、あなたにはMODビートが宿ってないって断言してやるよ。問答無用!最高!

HOWLIN / THE BETTERDAYS
1996年発表、ザ・ベターデイズの60年代中期のレコーディング集。70'Sパンクでもそうなんだけど、残念ながらアルバム発表するとこまで行けなかったバンドに限って 「なんじゃぁこりゃぁ〜!」 っていう、いわゆるキラー・テイクっつーのがあるんだよね。このバンドもそう。マグレか偶然か。だけどしっかり音源残ってる。この編集盤のスゴイとこは、中にブックレットが付録してあるんだ。当時の新聞記事だとかライブ告知だとかが写真付きで。どうやら、ビートルズやストーンズやプリティーズなんかよりも早くっからR&Bスタイルで演ってたみたい。最高!

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