(SAME) / THE BEAT
1979年発売、ザ・ビートのアルバム。米国のバンド。バンドを組もう!つって組むら?そしたら次に考えるのは、大抵の場合、バンド名。いろんな手法で。ザ・ビートっ!決まりだらっ!そのまんまやぁ〜!でも『名は体をあらわす』と先人の偉人達も申しております。はい、その通りのサウンドでございます。1曲目「ロックンロール・ガール」をマフスがカバーしててね、「やっぱりね」って思ったっけ。英国にもザ・ビートってあるのね。ツートーン・スカでね。俺ん持ってる英国ビートの盤、米国盤でね、バンド名がイングリッシュ・ザ・ビートってなってる。米国ビート、もう最高!

CHICAGO BOUND/ JIMMY ROGERS
1970年発売、ジミー・ロジャースのアルバム。チェス(ブルース・レーベル名ね)から’70年発表って書いてあるけど、録音時期は’50年〜’56年までのいわゆるシングル集みたい。面白いのはね、このレコードの録音メンバーがギター、マディだら、ハープ、リトル・ウォルターだら、ピアノ、オーティス・スパンだらって感じでそれぞれ単独でアルバム発表してるようなブルースの教科書みたいな人達がサポートしてるのね。その持ちつ持たれつって言う感覚が好きなの、俺。最高!

HERE'S THE MAN! / BOBBY BLAND
1962年発売、ボビー・ブランドのアルバム。どんな世界でもクラッシックっつーのが存在するね。みんな大好き!っていう。みんなカバーしちゃうっていう。ビート・グループだったら「ヒート・ウェイブ」や「リービン・ヒア」って曲かな。ブルースにもあってね、T・ボーン・ウォーカーって言う人の「ストーミー・マンデイ・ブルース」って曲なのね。ブルース好きの人は略して「ストマン」って呼んでる。数あるストマン・カバーでも秀逸なのが、このボビー・ブランドのバージョンなんだ。彼はボーカル専門なんだけど。素晴らしい。

(SAME) / FRANCE GALL
「ねぇ、おじちゃん、俺、フランス・ギャルのレコード探してんだけど、ないけ?」 「おぉ〜っ!フランス・ギャルか!お前、あの娘のレコード探してるのか?」 「うん、そうだよ。だって可愛いじゃん、ギャルちゃん」 「そうだよな、最高に可愛いよなっ!」 「ねっ!」 「いやぁ、あいにく無いんだよ。お前、フランス行けっ!あそこならあるら?」 「あははは」 「あははは」・・・これはリバプールの商店街の外れにあるレコード屋での、俺と店長のおじさん、二人の会話である。実話である。可愛いっ!

THE COMMON GOOD/ MATT DEIGHTON
2001年発売、マット・デイトンのアルバム。現時点での英国・・・っつーか世界レベルでポール・ウェラーの方向性に一番近いところにいる男なんじゃないかな。もう解かるら?俺が彼の事をダメって言うわけが無い。実際、この盤は素晴らしい作品。ウェラーがニール・ヤングのカバーを演ったりする事からも解かるように、マットのこの作品にもその風味が沁みてるんだ。ダウン・トゥー・アースな感じって雑誌の記者だったら言うんだろうな。最高!

デラシネ / アナーキー
1984年発売、アナーキーのアルバム。みんな、アナーキーの事をパンク・バンドだと思ってるら?違うんだよ。パンク・バンドからスタートしたロックンロール・バンドだよ。それはこの盤を聴けば解かる。解かると思う。頼むから解かってくれ!縦ビートなのに横ノリのナンバー、ぎゅう詰めだぜ。最高傑作だね、彼等の中で。RCサクセションやストリート・スライダースなんていう第一級の日本のロックンロール・バンドでも出せなかったストーンズ・ビートがこの盤には流れてるのさ。問答無用!最高!

SUZI / NEWTOWN NEUROTICS
1984年発売、ニュータウン・ニューロティックスのシングル。おぉ〜いきなりイントロからラッパがホーンセクション気取りで鳴り響くぞ、この盤。独特のメロディーを持ってるのね、このバンド。俺の心の琴線に響くんだ。『電撃バップ』 を中期のシングルでカバーしてたり、数少ない写真でもラモーンズ T シャツをメンバーが着てたりで好きさ加減が想像できるんだけど、楽曲は全然違うと思うなぁ、俺は。だいたいラーカーズにしろこのバンドにしろ、なんでラモーンズを引き合いに出したがるんだろう。ラモーンズは米国の太陽の光で出来てるんだからね。ニューロティックス最高!

CRACKED MARBLES / THE REACTIONS
1986年発売、リアクションズのミニ・アルバム。俺、このバンドの事、全然知らない。冒険買いして見事大当たりパッパラパッパラパァ〜って感じなんだ。米国っぽい感じもするのね、裏ジャケの写真の雰囲気とかから想像しても英国ではない事は確か。こうやって全然知らないバンドの想像をするのが楽しい。「この顔付きはベースだな」とかっつー担当楽器クイズとかね。でもね、このバンド、楽曲がね、楽曲がね、ネオ・モッズなの!えっ!聞こえないっ?ネ・オ・モ・ッ・ズ・っ!!純度100%!欧州以外の出身だったとしたら奇跡に近い!問答無用!最高!

PHANTACITY / THE APEMEN
1996年発売、ジ・エイプメンのアルバム。おそらく俺、淳吉郎の周りに居る人達は少なくとも10回は「エイプメンっ!最高っ!」っつー言葉を聞いてるはず。『爆裂ビート』 『60年代テイスト』 『R&B フィーリング』 『カバーセンス』 っつー4っつの果物があったとしよう。「さぁ!それでミックス・ジュースを作ろう」 ってミキサー回すよ。出来たジュースがこの盤さ。何杯おかわりしたか解かんねぇよ。そしてそれは俺の身体の中に栄養分として吸収されてるのさ。君も一杯どお?問答無用!ブッちぎり最高!

TAKE A HEART/ THE SORROWS
1965年発売、ザ・ソロウズのアルバム。信じられんアルバム。ガレージ・パンクって言っても OK だし、激情R&B ビートって言っても OK だし。そんでね、すごいのは、多彩なの、楽曲が。1曲の中で爆発してると思ったら急におセンチフレーズ飛び出して来たりしてね。ギターの音、そんなに歪んでないのに、むしろペラペラなのにリズムと曲の構成だけでブッ飛んでっちゃう曲あったりね。激しいのに、いつの間にか俺はニコニコしながら聴いてるよ、いっつも。問答無用!最高!

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